子どもの関節や足首の痛みの原因

はじめに

関節は二つの骨をつなぎ、動きを可能にする部位です。関節痛は動かしたときに痛みが増すことが多く、成人でも注意が必要ですが、子どもに関節痛がある場合は、まだ関節の摩耗が少ないため、何らかの疾患が潜んでいる可能性が高くなります。

関節の怪我

子どもは無邪気に走り回り、転んだり跳ね返ったりします。その結果、親や本人が気付かないまま関節を傷めていることがあります。痛みが続く場合は、医師に相談して怪我の有無を確認しましょう。

セリアック病

セリアック病は小腸の絨毛が損傷し、栄養素の吸収が妨げられる自己免疫疾患です。必要なミネラルやビタミンが不足すると、関節痛を含むさまざまな症状が現れます。

ライム病

ライム病はダニに刺されることで感染する細菌性疾患です。初期症状は頭痛、寒気、発熱、倦怠感、筋肉痛、首のこりなどです。関節痛は後期に現れることが多く、初期症状が見えないまま関節痛だけが出ることもあります。発疹(赤い環状の紅斑)が30日間続くことが診断の手がかりになります。

リウマチ熱

リウマチ熱は治療されない溶連菌性喉頭炎が原因で全身に炎症が広がる疾患です。心臓や関節に炎症が及び、息切れ、倦怠感、胸痛、関節の腫れや痛みが出ます。特に5歳から15歳の子どもに多く見られます。

若年性関節リウマチ(JRA)

関節リウマチは成人の病気と思われがちですが、子どもの約5〜10%が若年性関節リウマチを発症します。16歳未満に発症し、関節の腫れ・痛み、こわばり、可動域の制限、腕や脚の成長不均衡などが特徴です。

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