慢性鼻後流(ポストナザルドリップ)の診断と治療
定義
鼻後流は、鼻の奥に粘液が過剰にたまり、喉の奥へ垂れ流す感覚がある状態です。これが続くと慢性の咳や喉の痛みを引き起こすことがあります(MedicineNet.com の Dr. Siamiak Nabili)。
原因
慢性鼻後流の主な原因は次のとおりです。
- 慢性鼻炎や副鼻腔炎などの鼻の疾患
- アレルギー(特に乳製品)
- ホルモン変化(妊娠など)
- 一部の薬剤(経口避妊薬、血圧降下薬)
- 鼻の構造的異常
- 感染症や嚥下障害
(情報元:American Academy of Otolaryngology)
診断
AAO によると、慢性鼻後流の診断には耳・鼻・喉(ENT)の詳細な検査が必要です。内視鏡検査やレントゲン撮影も行われ、原因に応じた最適な治療法が決定されます。
薬物療法
症状や原因に合わせて以下の薬が処方されます。
- 感染症には抗生物質
- アレルギーには免疫療法や抗ヒスタミン薬
- 胃食道逆流症には関連薬
- 鼻詰まりや粘液の減粘にはステロイド系・非ステロイド系鼻スプレー、粘液稀釈薬
セルフケア
自己管理でも症状緩和が期待できます。
- 十分な水分摂取で粘液を薄める
- カフェインの摂取を控える
- 鼻うがい(1日2〜4回)
市販の生理食塩水や、1ティースプーンの重曹を1パイント(約473ml)の温水に溶かした自家製液を使用
