血液中の高カルシウム(高カルシウム血症)のサインと症状
カルシウムは人間にとって欠かせない必須ミネラルで、骨の主成分として骨格を支えるだけでなく、筋肉の滑らかな収縮、心臓の機能、血液凝固の調整にも関与しています。体内のカルシウムの約1%しか血液中に存在しませんが、血中カルシウムが過剰になる「高カルシウム血症(ハイパーカルシミア)」は、放置すると生命に危険を及ぼすことがあります。高カルシウム血症は様々な臓器や組織に影響を与え、以下のような症状が現れます。
消化器系の症状
- 便秘
- 食欲不振
- 吐き気・嘔吐
- 腹痛
- 潰瘍(胃・十二指腸潰瘍)
腎臓に関する症状
- 多尿(尿量増加)
- 腎臓結石
- 脱水症状
- 側腹部の疼痛
神経筋系の症状
- 筋力低下
- 意識混濁・錯乱
- 昏睡
- うつ状態や認知症様症状
心血管系の症状
- 不整脈(心拍数の乱れ)
- 心電図の変動
- 高血圧
これらの症状が疑われる場合は、血液検査でカルシウム濃度を測定し、早期に医師の診断と適切な治療を受けることが重要です。
