B群レンサ球菌による皮膚感染症
レンサ球菌B群(Streptococcus agalactiae)は、通常は無害で体内に常在する細菌ですが、特定の条件下では肺炎、血流感染、尿路感染、皮膚感染などを引き起こすことがあります。
診断
皮膚感染は「蜂窩織炎(セルライト)」と呼ばれ、皮膚の傷口から細菌が侵入した際に起こります。
症状
- 皮膚が赤く腫れ、触れると痛みや熱感がある
- 赤い斑点や水疱ができることがある
- 感染が進行すると発熱を伴うことがある
注意すべき対象
妊婦、乳幼児、高齢者、免疫不全状態の人、糖尿病患者は、B群レンサ球菌による蜂窩織炎のリスクが高くなります。
合併症
稀に感染が深部組織に広がり、壊死性筋膜炎(肉食菌感染)となることがあります。また、細菌がリンパ節や血流に侵入すると全身性の感染症を引き起こす可能性があります。
治療
抗生物質による治療が基本です。感染の重症度に応じて、点滴(静脈内投与)または経口投与が選択されます。早期治療により合併症のリスクは大幅に低減します。
