線維筋痛症は神経障害か?最新研究で明らかになった関係性
線維筋痛症は全身に広がる痛み、圧痛点、朝のこわばりや倦怠感などを特徴とする慢性疾患です。従来は関節リウマチと関連付けられてきましたが、近年の研究はこの病態が神経系の障害に起因する可能性を示しています。
痛みと脳の関係
Neurology Now に掲載された記事によると、線維筋痛症患者の脳内の痛みネットワークは、線維筋痛症でない人に比べて刺激を受けやすいことが分かっています。
関節リウマチとの違い
過去には線維筋痛症が関節リウマチと密接に関連付けられてきましたが、Neurology Now の報告では、線維筋痛症患者は関節リウマチ患者と同様の筋骨格系の異常は示さないとされています。
中枢神経系の関与
現在進行中の医療研究によれば、線維筋痛症患者は中枢神経系(CNS)に異常があり、特に痛みを処理する経路に問題があることが示唆されています。
神経障害が原因の可能性
National Fibromyalgia Research Association の見解では、頸椎の脊髄圧迫などの神経障害が線維筋痛症の原因となり得るという説があります。
神経科受診の目安
線維筋痛症の痛みに加えて、手足のしびれや感覚異常、立ち上がったときのめまい、筋力低下がある場合は神経科を受診すべきです。また、頭痛、顔面のしびれ、睡眠時無呼吸、排尿障害、失神、視力のぼやけ、過敏性腸症候群、動作の不器用さが増すときも同様です。
