CRPS(複合性局所疼痛症候群)と末梢動脈疾患(PAD)の概要
CRPS(複合性局所疼痛症候群)は、主に四肢に生じる慢性的な疼痛疾患です。一方、末梢動脈疾患(PAD)は血流が低下する循環器系の疾患です。両者は疼痛を伴いますが、原因や治療は異なります。
CRPSの主な症状
- 持続的な激しい疼痛(触れると悪化)
- 筋肉や関節のこわばり、可動域の制限
- 腫れや皮膚の乾燥・薄さ、色変化
PADの主な症状
- 足や足指の潰瘍が治りにくい
- 臀部や脚の痙攣、歩行時の痛み(間欠性跛行)
- 一側の足や脚が冷たくなる、しびれや脱力感
CRPSの診断方法
診察に加え、X線、骨シンチグラフィ、神経伝導検査、血流評価のサーモグラフィーなどが用いられます。
PADの診断方法
血液検査、超音波検査、血管造影、足首上腕血圧比(ABI)測定などで血流状態を評価します。
CRPSの治療法
- ステロイド投与
- 疼痛、血圧、骨粗鬆症に対する薬物療法
- 神経ブロック注射
- 理学療法
- 神経切断手術(必要に応じて)
PADの治療法
- コレステロールや血圧を下げる薬、血糖管理薬、抗血小板薬
- 血流改善のための薬剤
- 血管拡張術やバイパス手術などの外科的処置
