肥厚性瘢痕の痛みと対策
瘢痕の特徴
- 手術ややけどなどの外傷後に、過剰に皮膚が増殖してできる肥厚性瘢痕です。
- 表面が赤く、盛り上がり、硬くなることが多いです。
- コラーゲンが過剰に生成され、かゆみや痛みを伴います。
- 若年層や思春期の患者に多く見られます。
原因
- 瘢痕部位に張力がかかると、皮膚が引っ張られ神経が炎症を起こし痛みが生じます。
- 痛みは外傷後3〜6か月続くことが多く、12〜18か月で自然に軽減することがあります。
薬物療法
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が最も効果的です。
- 抗ヒスタミン薬やステロイド外用薬も症状緩和に用いられます。
- インターフェロンは静脈注射や皮下注射で投与し、正常なコラーゲン生成を促進します。
薬を使わない治療法
- 瘢痕をマッサージし、柔軟性と健康な組織の形成を促します。
- ジェルシートやシリコンシートで弾力性を高め、瘢痕の硬化を防ぎます。
- 超音波やマイクロ波による加熱で皮膚の柔軟性を向上させます。
予防策
- 圧迫包帯やシリコンシートで創部をしっかり閉鎖し、瘢痕の拡大を防ぎます。
- 早期の皮膚移植や人工皮膚代替物の使用で正常な治癒を促進します。
- 創部を保護し、感染や過度な張力を避けることが重要です。
