咳と首の痛みが示す可能性のある主な疾患
咳と同時に首の痛みがある場合、軽度の疾患から深刻な病態まで幅広い原因が考えられます。本記事では、代表的な疾患を紹介し、主な症状や治療法をまとめました。
副鼻腔炎(サイナス炎)
副鼻腔炎は、目や鼻の後ろにある副鼻腔が炎症または感染を起こす状態です。米国では年間約3,700万人が罹患し、喘息や花粉症などが原因となります。主な症状は咳、首の痛みに加えて激しい頭痛、くしゃみ、倦怠感など。治療は抗生物質、去痰薬、鎮痛剤、抗ヒスタミン薬が中心です。
股関節癌
股関節部の骨に発生する癌で、咳や首の痛みのほか、股関節の骨折、疼痛、可動域制限、めまい、発汗、皮膚の蒼白などがみられます。主な治療は化学療法と放射線療法で、必要に応じて疼痛管理や骨髄移植が行われます。
喉頭がん
声帯を含む喉頭に発生する癌です。咳や首の痛みに加えて、声の変化、かすれ、喉にしこり感が出ることがあります。治療は放射線療法と化学療法が基本で、場合によっては手術が選択されます。
胸部大動脈瘤
大動脈の胸部部分が拡張・弱化する状態で、梅毒や動脈硬化、喫煙、肥満、高脂肪食がリスク要因です。症状として咳、首の痛みのほか、顎や背中、胸部の痛みが現れます。経過観察または外科手術で管理します。
ハートル細胞型甲状腺癌
甲状腺にできる稀な癌で、咳や首の痛みのほか、呼吸困難、頸部のしこり、声のかすれ、嚥下障害が見られます。治療は化学療法・放射線療法に加え、甲状腺全摘術(甲状腺摘出)が行われます。
