結核検査の結果はどう判断するか?

結核検査の概要

結核は、Mycobacterium tuberculosis(結核菌)が原因で起こります。結核検査は、活動性結核か潜伏結核かを判別するために行われます。活動性結核は菌が体内で増殖している状態、潜伏結核は感染はしているものの免疫が菌の増殖を抑えている状態です。主な検査は、マントー検査(皮膚テスト)と血液検査(QuantiFERON)です。日本ではマントー検査が一般的に用いられています。

マントー検査(Mantoux皮膚テスト)

少量のツベルクリンを皮膚の表層に注射し、48〜72時間後に医療従事者が硬く盛り上がった腫瘤(硬結)の大きさを測定します。検査自体で結核に感染することはありません。

判定基準と結果

硬結が一定の大きさ以上であれば陽性とみなされますが、偽陽性も起こり得ます。例えば、結核以外の非結核性抗酸菌に感染している場合や、過去にBCGワクチン(カーミット・ゲラン)を接種した場合に陽性になることがあります。陽性と判断された場合は、胸部X線、CT、培養検査などの追加検査で確定診断を行います。

QuantiFERON血液検査

米国食品医薬品局(FDA)が2005年に承認した血液検査です。採血した血液に合成ツベルクリン様抗原を加えて24時間培養し、インターフェロンγ(IFN-γ)の産生量を測定します。IFN-γが検出されれば結核菌に対する免疫反応があると判断されます。

検査結果の解釈

IFN-γが高濃度で検出された場合は陽性と判定され、結果は検体採取から1日以内に分かります。IFN-γが検出されなければ陰性です。ただし、結果の解釈ミスや検体取り扱いの問題で誤判定が起こることがあります。陽性の場合は、皮膚テストと同様に胸部X線やCT、痰検査で更なる確認が行われます。

追加検査

皮膚テストまたはQuantiFERON検査が陽性の場合、まず胸部X線撮影で肺の異常を確認します。X線で異常が認められた場合は、より詳細な画像が得られるCT検査を実施します。また、痰の塗抹検査(痰塗抹)によりM. tuberculosisの有無を顕微鏡で確認します。

結核の症状と感染性

検査が陽性でも必ずしも感染性があるわけではありません。潜伏結核は菌が活動していないため他人に感染せず、症状も出ません。一方、活動性結核は感染力が高く、疲労感、発熱・悪寒、体重減少、夜間の発汗、咳、胸痛などの症状が現れます。

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