褥瘡(床ずれ)の治療と予防
褥瘡(床ずれ)は、血液循環が阻害されることで皮膚や組織が損傷した状態です。ベッドに長時間横たわる人や車椅子利用者にも起こりやすく、主に臀部、かかと、股関節部に発生します。治癒が難しいため、予防が最重要です。発症した場合の治療法を紹介します。
圧力の除去
まずは圧力を軽減することが基本です。寝たきりの方は2時間ごとに体位を変え、車椅子利用者は15分ごとに姿勢を変えることが推奨されます。介護者や看護師にサポートを依頼しましょう。また、褥瘡予防用の特殊マットレスやクッション、パッドなども有効です。
非外科的治療
褥瘡ができたら、感染防止のために創部を徹底的に清潔に保ちます。適切なドレッシングで創を覆い、新しい細胞の成長を促します。ドレッシングの選択は潰瘍の重症度によります。多くの場合、死んだ組織を除去するデブリードマン(外科的または非外科的)が推奨されます。感染が疑われる場合は抗生物質が処方されることもあります。
外科的治療
症状が進行し、創が深くなると外科的再建が必要になることがあります。手術の目的は感染防止、体液漏出の抑制、見た目や衛生状態の改善、そしてがん化などの合併症を防ぐことです。部位に応じて皮膚、筋肉、その他の組織を用いた再建術が行われます。
