初期段階の認知症
症状
- 初期の認知症は微妙な症状から始まり、家族だけが気付くことが多い。物の使い方を忘れたり、置き忘れが増える。文を繰り返したり、言葉が出てこず意味不明になることがある。簡単な作業が困難になり、道に迷いやすく、気分の変動が激しくなる。家族の名前を忘れたり、暑い日にコートを着るなど判断力が低下することもある。
重要性
- 早期診断は重要で、可逆的な認知症の場合は治療で回復が期待できる。不可逆的でも、早めの治療が症状進行を遅らせる可能性が高い。
可逆性認知症
- 甲状腺機能低下症、薬剤の副作用、特定の栄養欠乏、腫瘍などが原因で起こる認知症は治療で改善できることがある。
不可逆性認知症
- アルツハイマー病やハンチントン病、老年性認知症、動脈硬化性認知症などは現在のところ不可逆である。
治療
- 可逆性認知症は原因疾患の治療が中心となる。不可逆性認知症にはコリンエステラーゼ阻害薬やメマンチンなどが使用され、症状の進行を遅らせる効果が期待される。
