肥大前立腺に伴う合併症

肥大前立腺は男性に多く見られる病態で、30歳以上の男性の約9%が発症し、年齢が上がるにつれて罹患率は上昇します。60歳以上では約50%が肥大前立腺を抱えているとされています。正確な原因は不明ですが、加齢に伴うホルモン変化が関与していると考えられています。診断や治療が遅れると、さまざまな合併症が起こりやすくなります。

頻尿

肥大前立腺患者の約63%が頻尿を訴えます。夜間にトイレに立ち上がる回数が増え、睡眠の質が低下することが多いです。

尿意切迫感

約18%の患者が急な尿意(切迫感)を感じ、トイレに間に合わないと失禁することがあります。

尿流の弱さ

約18%の男性が尿流が弱くなると報告されています。これにより膀胱が完全に空かず、数回にわたって排尿を繰り返す必要があることがあります。実際、約23%が「膀胱が空になるまで何度もトイレに行く」ことを経験しています。

排尿開始困難(尿出が遅い)

約13%の患者が排尿開始時に時間がかかる、あるいは尿が出にくいという症状を示します。前立腺が肥大すると尿道が圧迫され、膀胱が満杯でも排尿できない感覚が生じます。

急性尿閉

1〜2%の男性が急性尿閉を起こします。これは膀胱が突然排尿できなくなる緊急事態で、痛みを伴い、直ちに医療処置が必要です。カテーテルによる尿の排出や入院治療が行われ、ほとんどの場合、閉塞を除去する手術が検討されます。年齢が上がるほどリスクは高まります。

まとめ

肥大前立腺は年齢とともに罹患率が高まりますが、早期診断と適切な治療により合併症の発症リスクを低減できます。症状が疑われる場合は泌尿器科を受診しましょう。

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