プレ更年期とは

プレ更年期(パリメノポーズ)は、閉経へ向かう過程で約2〜8年続く期間です。女性の生殖能力が低下するにつれ、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が変動し、さまざまな身体的・精神的変化が現れます。通常は40代前半から始まります。

主な症状

  • 身体的症状

    ほてり(ホットフラッシュ)、睡眠障害、月経周期の不規則化(周期が長くなったり短くなったり)や出血量の増減があります。エストロゲン低下に伴い、膣の乾燥や膣・尿路感染のリスクが高まります。

  • 感情・精神的症状

    気分の起伏が激しくなり、集中力の低下や混乱感を覚えることがあります。骨密度の低下による骨粗鬆症リスクが上がり、コレステロールのバランスが崩れ(LDLが増え、HDLが減少)、髪の毛が細くなったり、顔に毛が増えることもあります。

診断のポイント

プレ更年期は徐々に進行するため、決定的な検査や単一の症状で診断はできません。医師は年齢、症状、月経歴、体の変化を総合的に判断します。必要に応じてホルモン測定を行うことがありますが、甲状腺機能検査を除き、ホルモン検査だけで診断できるわけではありません。

治療・対策

  • ホルモン療法

    経口避妊薬は、避妊目的でなくてもプレ更年期の症状緩和に有効とされています。プロゲステロン療法は月経を整える助けとなり、プロゲステロンを放出する子宮内避妊具(IUD)も過多出血の軽減に役立ちます。

  • 食事と運動

    果物・野菜・全粒穀物を中心としたバランスの良い食事を心がけ、カルシウム(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)を豊富に摂取しましょう。骨粗鬆症予防のためにサプリメントの利用も検討してください。カフェインとアルコールはホットフラッシュを悪化させるため控えめに。週に5日、1日30分程度の有酸素運動や筋トレは体重管理、睡眠改善、気分向上、骨強化に効果的です。