未分化甲状腺がんとは何か

症状

  • 初期段階では症状がほとんどなく、無痛の甲状腺腫大だけが見られることがあります。
  • 進行すると咳、血痰、声のかすれ、嚥下困難などが現れ、首に大きな腫瘤を感じることがあります。
  • 頸部リンパ節が腫れることがありますが、通常は痛みを伴いません。

特徴

  • 主に60歳以上の高齢者に発症し、若年者では極めて稀です。
  • 男性に約2倍多く見られます。
  • 診断後5年生存率は約5%で、1年以内に死亡するケースが多数です。
  • 気管や肺、骨へと急速に転移しやすいのが特徴です。

治療法

  • 根本的な治療は甲状腺全摘術ですが、術後は生涯にわたり甲状腺ホルモン補充が必要です。
  • 転移の範囲や病期に応じて放射線療法や化学療法が検討されますが、甲状腺自体は放射性ヨードを取り込みにくいため、効果は限定的です。
  • 多くの場合、疼痛緩和や呼吸管理などの緩和ケアが中心となります。

予後

  • 急速に増悪し、気道閉塞や窒息が主な死因となります。
  • 頸部構造が侵食されると、呼吸確保のために気管切開が必要になることがあります。
  • 現在も治療法の研究が進められていますが、実用化には至っていません。

薬物療法

  • いくつかの新規化学療法薬が臨床試験中で、病勢の進行を遅らせる可能性が示唆されています。
  • これらはまだ実験段階であり、FDAの承認が必要です。

医学的状態 - 関連記事