憩室炎の症状と対策
原因
憩室(小さな嚢状の膨らみ)は、加齢に伴う結腸壁の弱い部分が圧迫され、外側に突出することで形成されます。憩室炎は、次のいずれかが原因で起こります。
- さらなる圧迫により憩室が壊死し、感染する。
- 糞便が憩室内に滞留し、刺激と感染を引き起こす。
- 異物が憩室に詰まり血流が遮断され、炎症が生じる。
リスク要因
年齢が上がるほど結腸壁が弱くなり、憩室炎のリスクが増加します。食物繊維の不足、運動不足も腸内圧を高め、発症リスクを高めます。
症状
主に左下腹部の激しい疼痛が現れます。感染が進むと発熱、便秘と下痢の交互、膨満感、排便時の血便、胃腸不快感が見られます。
診断所見
血液検査で白血球数の増加が認められます。触診で腹部の圧痛や腫れが触れ、CT検査で憩室の位置と炎症の程度を評価します。症状が軽度の場合はバリウム浣腸や大腸内視鏡で直接確認します。
合併症・留意点
炎症が進行すると膿瘍が形成され、破裂して腹腔内に腸内容物が漏出する危険があります。また、瘻孔(ろうこう)や腸閉塞が起こり、外科的処置が必要になることがあります。重度の出血は貧血を招くこともあります。
