心不整脈の原因は何ですか?
心不整脈(心臓のリズムが不規則になる状態)は、正常な心拍数が1分間に60〜80回であるのに対し、それより速くても遅くても不整脈と呼ばれます。米国では約400万人が不整脈に悩んでいます。不整脈は主に、心室(下部の部屋)で起こる「心室性不整脈」と、心房(上部の部屋)で起こる「心房性不整脈」に分かれます。また、心拍数が60以下の「徐脈(ブレイディカード)」、100以上の「頻脈(タキカード)」、心房の筋繊維が不規則に収縮する「心房細動」の3タイプに分類されます。
心血管系の原因
- 心筋梗塞により心筋が損傷すると、瘢痕や出血が不整脈を誘発します。過去の心臓手術や外傷も同様です。
- 高血圧は心室壁を肥厚させ、電気信号の伝達を乱します。
- 心筋症はポンプ機能を低下させ、組織の損傷が不整脈の原因となります。
- 弁膜症(弁の漏れや狭窄)は心臓に過度な負荷をかけ、リズム異常を引き起こします。
年齢と遺伝要因
- 先天性の心臓異常を持つ人は不整脈が発生しやすいです。
- 加齢に伴い心筋が弱まり、柔軟性が失われると電気信号が乱れやすくなります。
薬物・アルコールの乱用
- 違法薬物や一部の処方薬は心臓の電気信号に直接影響し、不整脈を引き起こします。
- 過度な飲酒は心筋症を招き、心拍の効率が低下します。大量飲酒は心房細動のリスクを高めます。
その他の疾患
- 閉塞性睡眠時無呼吸症候群は睡眠中の呼吸停止が頻脈や心房細動を誘発します。
- 甲状腺機能異常は徐脈や心房細動の原因となります。
- 肥満や糖尿病も心臓のリズム異常を引き起こすリスク因子です。
喫煙とカフェイン
- ニコチンやカフェインは交感神経を刺激し、心拍数を上昇させ不整脈を誘発しやすくします。
- 常習的に摂取すると、重度の不整脈になる可能性が高まります。
その他の要因
- 電解質バランスの乱れは心臓の電気伝導に影響し、不整脈を引き起こします。電解質は血液中で心拍を調整する重要な成分です。
- 市販薬や処方薬に含まれる擬エフェドリンなどの成分を長期使用すると、不整脈のリスクが増大します。
