子宮摘出手術の種類と選び方ガイド
子宮摘出手術(子宮全摘出)は、子宮を外科的に除去する手術です。手術法は4種類あり、適応やリスクがそれぞれ異なります。以下に各手術の特徴と選択のポイントをまとめました。
手術の種類
- 腹腔式子宮摘出術(腹部切開):腹部に切開を入れ、子宮と子宮頸部を除去します。必要に応じて卵管・卵巣も同時に摘出できます。
- 膣式子宮摘出術:膣内から切開し、子宮と子宮頸部を除去します。
- 腹腔鏡補助膣式子宮摘出術:小さな腹部切開から腹腔鏡(光学チューブ)を挿入し、膣式手術をサポートします。
- 腹腔鏡子宮上部摘出術(上部子宮摘出):腹部に3〜4か所の小切開を作り、腹腔鏡と手術器具で子宮本体のみを除去し、子宮頸部は残します。
適応の選び方
手術法は病状や目的に応じて選択されます。
- 腹腔式:巨大子宮筋腫、がん、重度の子宮内膜症、過去の骨盤手術での癒着など。
- 膣式:子宮脱や早期子宮・子宮頸がんなど。
- 腹腔鏡補助・腹腔鏡上部摘出:子宮筋腫がある場合に多く選択されます。
入院期間と回復
- 腹腔式:入院は通常3〜6日で、切開が大きいため回復に時間がかかります。
- 腹腔鏡補助・膣式:入院は通常3日以内で、回復も比較的早いです。
- 腹腔鏡上部摘出:日帰りまたは24時間入院で済むことが多く、術後1週間程度で日常生活に戻れます。
リスクと合併症
- 子宮頸部を除去すると骨盤支持が弱くなり、尿失禁などが起こる可能性があります。
- 卵巣も摘出すると早期閉経様症状が出ます。
- 全手術に共通するリスク:麻酔障害、出血、他臓器損傷、感染。
- 性的感覚の低下を訴える女性もいます(オーガズム時の子宮収縮が失われるため)。
まとめ
自分に合った子宮摘出手術を選ぶためには、各手術法の特徴と適応、リスクを正しく理解することが重要です。医師と十分に相談し、最適な方法を選択しましょう。
