音声が出せない患者のためのコミュニケーション支援ツール
話すことができない方や、声が出しにくい方は、日常の意思伝達が大きな課題になります。呼吸用チューブや声帯の障害、脳卒中・外傷、変性神経疾患など、さまざまな原因で音声が制限されます。患者さんの身体的状態や他の障害に合わせて、最適なコミュニケーションツールを選びましょう。
音声生成デバイス(Speech Generating Devices)
永続的な音声障害を持つ方のために開発された装置で、画面上のシンボルやテキストを選択すると、合成音声で発話します。サイズや機能、価格は幅広く、保険適用の対象になることもあります。
ラップトップ・ネットブック
文字入力が可能な方は、パソコンや小型のネットブックを利用して文字を入力し、無料のテキスト読み上げソフトで音声に変換できます。標準的なラップトップと同等の機能を持ちつつ、軽量で持ち運びが容易です。
VidaTak EZ ボード
音声を失った方の要望をもとに開発された 11×17 インチのドライイレースボードです。飢え・渇き・怒り・痛みなどのシンボルや、体の部位を示すイラストが印刷されており、指差すだけで意思表示ができます。
シンプルピクチャーボード
必要なシンボルを永続的に貼り付けたボードや、磁石で留めるタイプのピクチャーボードがあります。患者さんは欲しいものや伝えたい感情を指差すだけで、介護者に情報を伝えることができます。
ドライイレースボード
文字を書くことができる方には、最もシンプルなツールとしてドライイレースボードが有効です。要望を書き込み、介護者がそれに応じて返答し、使い終わったら消して再利用できます。
紙と鉛筆
最も基本的なコミュニケーション手段として、紙と鉛筆があります。書いた文字や絵を見て、家族やスタッフが適切に対応できるシンプルでコストのかからない方法です。
患者さんの状態や環境に合わせて、これらのツールを組み合わせることで、意思疎通の幅が広がります。
