麻疹(はしか)かどうかを判断する方法

麻疹(はしか)は、モルビウイルス属に属するパラミクソウイルスが原因で起こる急性ウイルス感染症です。先進国では自然に回復することが多いものの、栄養不良やビタミンA欠乏、医療体制の不備がある地域では重症化しやすく、死亡率も高くなります。妊婦や免疫抑制状態の人、幼児や高齢者は特に注意が必要です。

麻疹かどうかを判断する手順

  1. 感染者との接触歴を確認する。潜伏期間は通常10〜14日です。

  2. 前駆症状(プロドローム)を把握する。2〜3日続くことが多く、発熱、倦怠感、食欲不振、結膜炎、鼻汁、咳が現れます。涙目、光過敏、呼吸器症状、口内に見られるコプリック斑(1〜3mmの白色〜青灰色の斑点)も見られることがあります。

  3. 特徴的な発疹の出現を確認する。顔面から始まり、首、上体、下体、四肢へと広がります。手のひらや足の裏は通常関与しません。

  4. 発疹が出てから48時間以内に症状が改善し始めるか観察する。発疹は徐々に色が茶色く変化し、最後にかさぶたのように剥がれ落ちます。

  5. 医療機関で検査を受ける。血液検査、抗体検査(IgM・IgG)、ウイルス培養、胸部X線、リンパ節生検、鼻分泌物の細胞診などが行われます。

上記のポイントを踏まえて、症状や経過に疑いがある場合は速やかに医療機関を受診し、適切な検査と治療を受けましょう。

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