代謝性認知症の主な原因とは
定義
代謝性認知症は、代謝系の異常が原因で起こる認知症です。メリーランド大学医学センターの情報によれば、代謝障害が認知機能や推論力に一時的あるいは永続的な変化をもたらすことがあります。
症状
代謝性認知症に伴う主な症状は次のとおりです。
- 言語障害(会話が困難になる)
- 認知混乱・思考の混乱
- 聴覚・視覚の低下
- 人格変化(感情や行動の変化)
- 判断力・記憶力・知的機能の低下
代謝系障害の種類
代謝系に関わる代表的な障害は以下の通りです。
- 内分泌系障害(例:糖尿病、甲状腺疾患)
- 肝臓・腎臓疾患
- 栄養不良(特定のビタミンやタンパク質不足)
内分泌系障害
代謝性認知症を引き起こす可能性がある内分泌系の疾患には、以下が含まれます(Medline Plus参照)。
- アジソン病、クッシング症候群
- 糖尿病性ケトアシドーシス、腎症、インスリノーマ
- 低血糖、甲状腺機能低下症・甲状腺機能亢進症
- 副甲状腺機能低下症・副甲状腺機能亢進症
- フェオクロモサイトーマ、カテコラミン過剰症
一般的な代謝障害
酸塩基平衡の乱れ(代謝性アシドーシス・アルカローシス)や電解質バランスの異常(高カルシウム血症、低ナトリウム血症)も代謝性認知症のリスクとなります。その他、尿毒症を伴う腎不全、肝疾患、ポルフィリウムなどが挙げられます(メリーランド大学医学センター)。
栄養不良
重度のビタミンB1(チアミン)・B12欠乏、ペラグラ(ナイアシン欠乏症)、十分なタンパク質・カロリーが摂取できない食事状態も代謝性認知症を引き起こす要因です(メリーランド大学医学センター)。
