ショットプット選手の手根管症候群予防・改善エクササイズ

ショットプットにおける手根管症候群の予防と改善

手根管症候群(CTS)は、手首の中で正中神経が圧迫されることで起こる痛みを伴う症状です。特にショットプット選手は、繰り返し手首を曲げる動作により屈筋が過度に使われ、伸筋が十分に働かないため、筋肉のバランスが崩れやすくなります。

ショットプットで起こりやすい理由

投げる際に、選手はショットを握り放すために手首を屈曲させます。このとき、浅指屈筋・深指屈筋が主に働き、橈側手根伸筋や尺側手根伸筋はほとんど使われません。時間が経つにつれ、屈筋が硬くなり正中神経が圧迫され、CTSが発症しやすくなります。

予防と改善のポイント

  • 屈筋のストレッチ:トレーニング前後や日常的に、前腕の屈筋を伸ばして緊張を緩和します。
  • 伸筋の強化:伸筋を鍛えて筋肉バランスを整え、正中神経への圧迫を減らします。
  • 前腕の回内・回外を取り入れる:回内・回外ドリルで柔軟性を高め、手首の安定性をサポートします。

ストレッチエクササイズ

前腕の裏側にある屈筋を中心に伸ばします。

  1. 立つか座った状態で腕を前に伸ばし、手のひらを上に向けます。手を優しく後ろに引き、指先が上を向くようにします。10秒以上キープします。
  2. 拳を作って同様に伸ばすことで、屈筋への刺激を強めます。

筋力強化エクササイズ

前腕を回内(手のひら下向き)から回外(手のひら上向き)へ回す動作を、カウンターの上に前腕を置いたまま行います。左右交互に10回ずつ繰り返し、手首と前腕の筋肉を強化します。

これらのエクササイズを継続的に行うことで、痛みの軽減、筋肉バランスの回復、長期的なケガの予防が期待できます。

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