梨状筋症候群
梨状筋とは?
梨状筋は臀部にある6つの深層外旋筋のひとつで、太ももを外側に回す働きをします。稀に筋肉が二葉に分かれ、坐骨神経がその間を通ることがあります。この状態になると坐骨神経が圧迫され、強い痛みやしびれが生じます。加齢とともに臀部や股関節に間欠的な痛みを感じる人も多く、放置すると筋肉が硬直し、神経への圧迫が持続します。
痛みの原因は?
主な原因は繰り返しの動作です。階段の上り下りや長時間の座位などで臀部の筋肉が緊張し、坐骨神経を締め付けます。また、転倒時に臀部を打った外傷でも筋肉が硬直しやすくなります。
痛みを引き起こす動作
梨状筋は股関節の外転と外旋に関与します。歩行や座位、特に車のアクセル・ブレーキ操作で足の位置がずれると、筋肉に負担がかかります。足先が時計の12時の方向を向くように意識し、10時・2時方向に向く姿勢は避けましょう。
既存の痛みを取り除く方法
まずは温熱・冷却療法です。怪我から48時間以内は氷で冷やし、凍った豆の袋などを当てます。慢性的な痛みには温めて筋肉の緊張を緩め、血流を促進させます。続いてテニスボールや壁を使ったセルフマッサージを行い、痛みのある部位を20〜25秒間押し続けます。圧を徐々に強め、臀部から仙骨側へと移動させます。マッサージ後は再度温熱または冷却し、筋肉に軟膏を塗って浸透させます。改善しない場合は深部組織マッサージや専門医の受診を検討してください。
まとめ
痛みの原因となる動作を見極め、足の向きや座り方を改善すれば症状の悪化を防げます。足先を時計の12時方向に保ち、温熱で筋肉をほぐし、テニスボールで圧を加えて血流を回復させましょう。最後に軽いスクワットでストレッチし、軟膏で保湿すれば、痛みと不眠の悩みから解放されます。
