心臓が随意筋だったらどうなるか?
心臓は随意筋ではなく自律的に働く筋肉です
心臓は無意識のうちに収縮し、血液を全身に送り出す自律神経に支配された筋肉です。もし心臓が随意筋、すなわち意識的にコントロールしなければならない筋肉だったら、私たちは毎回の鼓動を考えなければ生きていけません。
例えば、レースで走っている最中は呼吸に注意を向けるだけでなく、心拍のタイミングも意識しなければなりません。瞬時に呼吸と心拍を同時に管理するのは極めて困難で、すぐに疲労が蓄積し、パフォーマンスが低下します。
睡眠中も同様です。数秒ごとに目を覚まして心臓を収縮させる必要があるため、深い睡眠は不可能になり、結果として慢性的な睡眠不足に陥ります。
このように、心臓が随意筋になると日常生活のあらゆる場面で意識的な負担が増え、健康や生活の質に深刻な悪影響を及ぼします。したがって、心臓が自律的に働く無意識の筋肉であることは、人間にとって最適な設計と言えるでしょう。
