心筋(心臓筋)の主な機能とは?
心筋の主な役割
心筋(心筋層)は心臓の壁を構成し、全身へ血液を送り出すポンプとして機能します。規則的な収縮と弛緩により、血液を循環させる力を生み出します。
1. 収縮性(コンタラビリティ)
心筋細胞は協調的に収縮・弛緩し、心拍ごとに血液を駆出します。この収縮は活動電位という電気信号によって制御され、心筋全体に伝わります。
2. 電気信号の発生と伝導
心筋は独自に電気インパルスを生成し、伝導します。洞房結節(SA node)や房室結節(AV node)といった特殊細胞が自然のペースメーカーとして働き、心拍のタイミングと同期を保ちます。
3. 血流の調整
収縮によって生じる圧力勾配が血液を心腔・血管へと押し出し、酸素や栄養を全組織へ供給し、二酸化炭素などの老廃物を回収します。
4. ホルモン・自律神経の影響
交感神経・副交感神経から放出される神経伝達物質や、アドレナリンなどのホルモンが心拍数や収縮力、伝導速度を調節し、体の状態に合わせて心機能を最適化します。
5. 構造的支持
心筋は心室・心房の厚い壁を形成し、各腔を分離するとともに逆流を防ぐバリアとして機能します。
以上のように、心筋は血液循環を維持し、酸素・栄養供給と老廃物除去を支える重要な役割を担っています。心筋の正常な働きは心血管系全体の健康に直結します。
