星状神経節ブロックとは何か?

星状神経節ブロックとは

星状神経節ブロック(Stellate Ganglion Block、SGB)は、首の側面に位置する星状神経節付近に薬剤を注入し、神経伝達を一時的に遮断することで疼痛を和らげ、血流や筋緊張を改善する治療です。

主な適応症

  • 複合性局所疼痛症候群(CRPS):上肢の激しい慢性疼痛の緩和。
  • 胸郭出口症候群(TOS):痛み、しびれ、チクチク感の一時的な軽減。
  • レイノー症候群:血行改善により指先の変色や痛みを軽減。
  • 慢性頸部痛:診断目的で疼痛部位の特定と緩和に使用。

施術の流れ

  1. 準備:患者は仰向けに寝かせ、頸部の注射部位を消毒します。
  2. 局所麻酔:皮膚下に局所麻酔薬を注入し、注射部位を麻痺させます。
  3. 針の定位:超音波やX線などの画像ガイダンスを用いて、星状神経節付近に細い針を挿入します。
  4. 薬剤注入:局所麻酔薬に加えて、必要に応じてステロイドなどを混合し、神経節近くに注入します。
  5. 終了:針を抜き、止血後に小さな絆創膏を貼ります。その後、短時間休息させて退院します。

施術後の経過と注意点

  • 疼痛緩和:注射直後から数時間~数日間、痛みが軽減します。
  • 一時的な効果:効果は一過性で、再注入が必要になる場合があります。
  • 副作用例:一時的な声のかすれ、まぶたの垂れ(眼瞼下垂)、注射部位の不快感など。

施術後は、医師の指示に従い、激しい運動や車の運転は薬の作用が切れるまで控えることが重要です。

星状神経節ブロックは、適切な評価とリスク説明のもと、経験豊富な医療従事者が実施すれば、疼痛管理や血行障害に有効な手段となります。

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