Hoechst染色プロトコル

Hoechst染色は、DNAやRNAを蛍光顕微鏡やフローサイトメトリーで可視化するための蛍光色素です。代表的な染料はHoechst 33258とHoechst 33342で、これらはDNA二本鎖の小さな溝(マイナー・グローブ)に結合し、紫外光下で核やミトコンドリアを蛍光化します。バイオテクノロジーや遺伝学の研究室で広く利用されており、さまざまな細胞染色プロトコルが確立されています。

Hoechst 33342 を用いたHSC染色および幹細胞分離プロトコル

本プロトコルはマウス骨髄細胞の染色に適用されます。手順は以下の通りです。

  • 骨髄をHBSS(塩分補正)+HEPESバッファー、胎児ウシ血清で懸濁し、遠心分離して上清を回収。
  • 得られた上清を予熱したDMEM培地に添加し、Hoechst 33342染色液を加える。
  • 溶液を体温(98.6°F/37℃)の水浴に90分間保ち、染色を行う(ピッツバーグ大学免疫学部報告)。
  • 染色後、フローサイトメトリーでDNA領域が蛍光として検出される。

Hoechst 33342 DNA染色プロトコル

この手順は培養細胞に対して行われ、以下の手順で実施します。

  • Hoechst 33342染色液を蒸留水に溶解し、細胞懸濁液に2%胎児ウシ血清を添加。
  • バッファーでpHを7.2に調整し、細胞を98.6°F(37℃)で1時間インキュベート。
  • インキュベーション後、フローサイトメトリーで直ちに解析。
  • 染色されたDNAは蛍光を発し、ミシガン大学医療システムでも同様に確認されている。

Hoechst 33258 を用いたDNA検出プロトコル

本プロトコルは分光光度計を用いてDNAおよびRNAの蛍光特性を評価します。

  • Hoechst 33258の作業溶液とウシ胸腺DNA標本を用意。
  • 対照として、DNA標本にエチジウムブロマイドを加えた溶液も作成。
  • 両溶液の蛍光強度を分光光度計で比較し、染色効率を評価(Current Protocols in Cytometry参照)。

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