妊娠中の胃痛を和らげる最適な方法
はじめに
妊娠中に突発的な胃の痛み(急性腹痛)は、原因によって対処法が異なります。本稿では、主な原因とそれぞれの緩和策、そして緊急時の注意点をまとめました。
原因別の対処法(プロトコル)
- 便秘が原因の場合
数日間排便がない、または排便が困難な場合、便秘が急な胃痛を引き起こすことがあります。食物繊維が豊富な乾燥果物や全粒穀物を積極的に摂り、必要に応じて市販の下剤を使用してください。
- 胃酸逆流(胃食道逆流症)と思われる場合
上部腹部の痛みが食事の前後で変動し、喉の奥が焼けるような感覚がある場合は、胃酸の過剰が原因と考えられます。まずは市販の制酸剤(例:プレバシッド)を試し、効果がない場合は医師に相談し、プロトンポンプ阻害薬やH2ブロッカーといった処方薬を処方してもらいましょう。
- 感染症(ウイルス性・細菌性)による場合
ウイルスや細菌の感染により腸間膜リンパ節が炎症を起こす「腸間膜リンパ節炎」になることがあります。診断が必要です。ウイルス性の場合は十分な休養と市販の鎮痛剤で症状を抑え、細菌性の場合は医師の指示で抗生物質を服用してください。症状が改善しても、指示された期間は必ず服薬を続けましょう。
緊急時の注意(警告)
急性の腹痛に加えて、発熱、血便や血が混じった便、排尿時の灼熱感、腹部の圧痛がある場合は直ちに医療機関を受診してください。
痛みが背中や腰に放散し、鼠径部まで広がる場合、または妊娠中に腹痛と同時に陰部出血がある場合は、緊急入院が必要です。
妊娠中は体調の変化が大きく、自己判断で薬を使用することは危険です。必ず産科医や消化器専門医に相談し、適切な治療を受けましょう。
