月経前症候群(PMS)について
症状
- 感情面では、イライラ、怒り、抑うつ、涙もろさ、不安、パニック発作、普段の活動からの引きこもり、混乱、食欲増進、集中力や睡眠障害などが現れます。
- 身体面では、乳房の張りや痛み、頭痛(片頭痛を含む)、関節痛、腹部膨満感、子宮痙攣、腰痛、体重増加、手足のむくみなどが一般的です。
- 症状の出方は個人差が大きく、ある月は強く出ても次の月はほとんど出ないことがあります。
原因
- 現在のところ明確な原因は特定されていませんが、月経周期の後半に起こるホルモン変動が関与していると考えられています。
- なぜ一部の女性だけが重症になるのかは未解明です。
診断基準
- 月経開始後約4日以内に症状が消失し、月経開始5日前から症状が現れ、3回連続の周期で同様のパターンが認められること。
- 日々の症状とその重症度を記録し、医師に提示すると診断がスムーズです。
- 医師はうつ病・不安障害・月経前不快気分障害(PMDD)などを除外するため質問します。うつ状態の場合は月経周期に関係なく症状が続きます。
治療・対処法
- 生活習慣の改善が基本です。葉酸400µgを含むマルチビタミンとカルシウムサプリの摂取が推奨されます。
- 定期的な運動、全粒穀物・野菜・果物中心の食事を心がけましょう。
- アルコール、カフェイン、塩分・糖分の多い食品は症状を悪化させる可能性があるため控えめに。
- ヨガやマッサージ、リラクゼーション法で感情面のストレスを軽減します。
- 頭痛・腰痛・痙攣・乳房痛にはイブプロフェン、ナプロキセン、アスピリンなどのNSAIDが有効です。
- 上記で改善しない場合は、排卵抑制効果のある経口避妊薬の使用や、必要に応じて抗うつ薬の処方が検討されます。
受診の目安
- 自殺念慮や激しい身体的痛みがある場合。
- 学業・仕事のパフォーマンスが著しく低下しているとき。
- 対人関係や子どもへの過度な怒りが続くとき。
- 上記のいずれかに該当すれば、速やかに医師に相談してください。
