注射器と針で液体を採取する方法
はじめに
注射器と針を用いて体腔や組織から液体を採取する手技は、吸引(アスピレーション)や穿刺(パラセンテシス)と呼ばれ、胸水、腹水、関節液などの診断・治療に広く利用されます。
手順の概要
① 準備
1. 必要な滅菌機器(適切なサイズの注射器、針、止血帯、消毒液、手袋、検体容器)を準備する。
2. 患者を快適に配置し、採取部位を確認して消毒する。
3. 必要に応じて局所麻酔を行い、痛みを軽減する。
② 吸引
4. 採取部位近くに止血帯を巻き、液体がたまりやすいように圧迫して膨らませる。
5. 針を慎重に液体が溜まっている空間へ挿入する。
6. 針に注射器を装着し、プランジャーを引いて負圧を作り、液体をシリンジに吸い込む。
③ 終了とアフターケア
7. 必要量が採取できたら針とシリンジを抜き、穿刺部位に圧迫止血を行う。
8. 収集した液体は検体容器に入れ、検査室へ送付する。
9. 部位をばんそうこうで覆い、出血や感染などの合併症がないか観察する。
この手技は適切な訓練を受けた医療従事者が、臨床環境で実施することが前提です。
