活性炭の使用方法と注意点

活性炭とは

活性炭(活性炭素)は、炭素粉末を高温の蒸気で酸化させて表面積を大幅に増やしたものです。その多孔質構造により、空気や水、血液中の毒素や化学物質を吸着します。家庭の浄水器や空気清浄機のフィルターにも使用されています。

米国小児科ジャーナル(2001年12月6日)や英国医学誌(1993年1月9日)では、適切に使用すれば子どもや大人の中毒治療に安全に利用できることが報告されています。

用量(投与方法)

使用前に必ず地域の中毒管理センター(例:1‑800‑222‑1222)または医療従事者に相談してください。投与量は製剤形態、年齢、体重、投与回数により異なります。

粉末タイプの場合

  • 成人・十代(単回投与)…25〜100 gを水に溶かす。
  • 成人・十代(複数回投与)…初回50〜100 gを水に溶かし、以降は12.5 gを1時間ごと、または25 gを2時間ごと、または50 gを4時間ごとに投与。
  • 1歳〜12歳(単回投与)…体重1 kgあたり0.5〜1 g(25〜50 g)を水に溶かす。
  • 1歳〜12歳(複数回投与)…初回10〜25 gを水に溶かし、以降は体重1 kgあたり1〜2 gを2〜4時間ごとに投与。
  • 1歳未満(単回投与)…10〜25 gを水に溶かす。

サスペンション(液体)タイプの場合

  • 成人・十代(単回投与)…25〜100 g相当をそのまま投与。
  • 成人・十代(複数回投与)…初回50〜100 g相当、以降は12.5 gを1時間ごと、または25 gを2時間ごと、または50 gを4時間ごとに投与。
  • 1歳〜12歳(単回投与)…体重1 kgあたり0.5〜1 g(25〜50 g)を投与。
  • 1歳〜12歳(複数回投与)…初回10〜25 g相当、以降は体重1 kgあたり1〜2 gを2〜4時間ごとに投与。
  • 1歳未満(単回投与)…10〜25 g相当を投与。

ソルビトール混合液の場合

  • 成人・十代…50〜100 g相当(複数回投与は推奨しない)。
  • 1歳〜12歳…25〜50 g相当(複数回投与は推奨しない)。
  • 1歳未満…使用は推奨されません。

注意事項

  • 苛性ソーダ、酸、鉄、石油製品、アルコールなどは活性炭で吸着できません。意識不明の人に投与しないでください。
  • 免疫抑制剤(ミコフェノール酸製剤)や下剤、手術直後、出血傾向がある場合、腸閉塞が疑われる場合は使用しないでください。
  • 活性炭投与後は最低2時間は他の薬を服用しないでください。アイスクリームやチョコレートシロップと混ぜることも避けましょう。

副作用

  • 最も一般的なのは下痢です。ソルビトール配合製剤は下剤作用があるため、使用は推奨されません。
  • 嘔吐、便秘、腹部の痛みや腫れが起こることがあります。2日以上続く場合は医師に相談してください。
  • 活性炭は便とともに排泄され、投与後に便が黒くなることがありますが、通常は問題ありません。

入手方法

処方箋は不要で、カプセル、粉末、液体、錠剤などさまざまな形態で市販されています。代表的な製品には、Paddock Laboratories の Actidose‑Aqua 液体、EZ‑Char 粉末、Vista の Kerr Insta‑Char 液体などがあります。

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