キニーネが販売中止になった理由とは
米国食品医薬品局(FDA)は、重篤な副作用と死亡例が報告されたため、キニーネ(商品名:クアラキン)を店頭から撤去しました。現在、キニーネはマラリア治療薬としてのみFDAの承認を受けています。
歴史
17世紀初頭、スペインの宣教師が南米で熱を治す樹皮(クィンキナ・カリサヤ)を発見しました。この樹皮はボリビア原産で、先住民が熱や筋肉痙攣の治療に頻繁に使用していました。
重篤な副作用
キニーネ服用により、アナフィラキシーショックが起こることがあります。これは生命を脅かす重度のアレルギー反応で、顔や首の腫れ、呼吸困難、心拍数増加などの症状が現れます。
その他の副作用
心拍の乱れ、胸痛、倦怠感、視力障害、発熱、咽頭痛、皮疹、吐き気、下痢、発汗増加などが報告されています。軽度の症状としては耳鳴り、めまい、腹痛などがあります。
処方について
感染の重症度に応じて、キニーネは他の薬と併用し、3〜7日間投与されます。1日の投与量は通常542 mgから684 mgで、米国疾病予防管理センター(CDC)のガイドラインに従います。
投与方法
処方ラベルの指示に従い、食事と一緒に服用すると胃腸への刺激が軽減されます。
今後の可能性
キニーネは近年、ブラックウォーターフィーバー、サルマラリア、バベシア・ミクロティ感染症の治療で有効性が確認されています。CDCは寄生虫性疾患に対する効果を引き続き検証しています。
