脊椎ブレースの種類と使い方

脊椎ブレースは脊椎の可動域を制限し、治療や疼痛管理に用いられます。装具の形状やサイズは患者の脊椎状態や目的に応じて選択され、短期使用が一般的ですが、長期にわたるケースもあります。

硬性ブレース(Rigid Braces)

硬性ブレースは硬い素材で作られ、可動域を最低でも50%制限します。胸部から仙骨までを覆い、椎体癒合手術後や骨折後の固定に使用されます。装着は外出時に外すことも可能です。

小児の脊椎矯正にも用いられ、衣服の下に装着できます。首部に縦棒で接続された装置や、腰部のみを対象に横揺れを抑えるタイプなどがあります。

コルセット・ジャケット

コルセットは胴体を包み、融合手術後の前屈を制限します。重量物を持ち上げる作業などで脊椎に負担がかかる場合に使用され、一定の可動は許容しつつも屈曲を防止します。

硬性プラスチック製のジャケットは胴体全体を覆い、全身の動きを制限します。体圧を均等に分散させることが目的です。

過伸展ブレース(Hyperextension Brace)

過伸展ブレースは3点支持で圧力を分散し、圧迫骨折などで損傷した胸腰椎を安定させます。各ポイントは長方形のパッド付き金属フレームで構成され、胸骨、恥骨、そして第10胸椎(へそ背部)に圧力を加えます。

ブレースの作用機序

ブレースは動きを制限し、変形の矯正と治癒を促します。また、皮膚を保温し痛みを緩和し、腹部への圧力を高めることで背部を支える効果もあります。

使用上の留意点

長期使用により装具依存が生じ、筋力低下や筋緊張の低下が起こりやすくなります。治癒後は徐々にモビリティを回復させ、リハビリテーションで筋力強化を行うことが重要です。

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