脊柱側弯症の牽引治療

側弯症は脊椎が横方向に曲がる状態で、曲がりの程度や日常生活への影響により軽度から重度まで様々です。治療の一つとして、牽引によって脊椎の曲がりを矯正する方法があります。以下に主な牽引の種類と特徴を紹介します。

側弯症のタイプ

  • 側弯症は構造的側弯と機能的側弯に分かれます。構造的側弯は幼少期から存在し、脳性麻痺など筋肉変形を伴う疾患でも見られます。機能的側弯は筋力バランスの崩れや繰り返しの動作、体幹の弱さが原因で起こります。さらに、若年性側弯と成人側弯に分類されます。

側弯症の治療法

  • 治療は曲度の程度、患者の年齢、生活環境などに応じて選択されます。主な治療法は装具(ブレース)、牽引、手術、エクササイズ、電気筋刺激、カイロプラクティック、理学療法などです。

牽引治療の種類

  • 牽引には牽引チェア、ハロ―グラビティ牽引、牽引テーブル、専門家や患者自身が行う手技牽引などがあります。最適な方法は患者の状態により異なるため、医師との十分な相談が必要です。

牽引チェア

  • 牽引チェアは理学療法クリニックや自宅で使用できる専用機器です。頸部の減圧と胸部・腰部の側方牽引を組み合わせ、三次元的に側弯を矯正します。パッシブ方式で痛みが少なく、患者に負担が少ないとされています。

ハロ―グラビティ牽引

  • ハロ―グラビティ牽引は、特に重度の側弯や後弯(胸部が丸まる)を伴うケースに用いられます。頭部に金属製ハロを装着し、重力を利用して牽引します。患者はベッドから離れ、日常生活や運動が可能になる安全な代替手段とされています。

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