大規模脳卒中の主な原因は?

脳卒中は、脳の一部への血流が止まることで酸素と栄養が供給されず、細胞が死滅する状態です。大規模な脳卒中は、体の片側の麻痺や言語障害、記憶喪失、最悪の場合は死に至ることがあります。糖尿病、肥満、高血圧、心血管疾患、アルコール・薬物の使用、頭部外傷、細菌感染、妊娠や経口避妊薬などがリスク要因として挙げられます。

大規模脳卒中のタイプ

  • 虚血性脳卒中:最も一般的で、脳動脈に血栓ができることで発症します。動脈硬化が主な原因です。
  • 出血性脳卒中:脳内出血(硬膜下血腫)により起こります。慢性的な高血圧で脳動脈瘤が破裂したり、髄膜炎や梅毒、結核、ライム病などの細菌・ウイルス感染で血管が炎症を起こすことが原因となります。

糖尿病と脳卒中のマーカー

2011年3月号の「Journal of the American Society of Nephrology」に掲載された研究では、2型糖尿病患者における脳卒中リスクの指標として、後葉から分泌され血圧を上昇させるバソプレッシンと、長時間血中に残るコペプチンが注目されました。コペプチン濃度が上昇すると、脳卒中の発症リスクが3.5倍になることが示されています。

肥満と大規模脳卒中の発症率

同じく2011年3月号の「Obesity Reviews」では、BMI(体格指数)と虚血性脳卒中の頻度を25か国のデータで解析しました。インドでは肥満率が2%、米サモアでは58%と大きな差があり、脳卒中率もインドで3%、米サモアで64%と相関が認められました。BMIと心血管疾患、特に虚血性脳卒中の発症には強い関連があると結論付けられました。

臨床記録レビュー

2011年3月号の「Journal of Stroke and Cerebrovascular Disease」に掲載されたメキシコの多施設レジストリ(25病院・3年)では、2,000例の脳静脈血栓症(CVT)患者が報告されました。女性と男性の比は5:1、中央値年齢は31歳でした。女性の42%は出産後、18%は経口避妊薬使用、12%は妊娠中でした。男性では、前頭部上矢状洞にCVTが発生したケースが67%を占めました。若年層は完全回復の予後が良好であるとされています。

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