甲状腺の濾胞性病変とは?
概要
濾胞性甲状腺がんは、甲状腺がんの主要なタイプ4つのうち2番目に多く見られ、全甲状腺悪性腫瘍の約25%を占めます。乳頭状がんに比べやや進行が早いとされています。
診断と特徴
主に無痛性のしこりとして甲状腺に触れ、40歳以上に多く発症します。女性に発症率が高く、症状がほとんどないため検査で偶然見つかることが多いです。治療を受けた場合の10年生存率は約40%と報告されています。
予後
予後は患者の年齢と腫瘍の転移度合いに依存します。特に40歳以上で遠隔転移が認められると死亡リスクが上昇します。
治療法
米国病理学会のガイドラインでは、以下の治療が推奨されています。
- 外科的切除(全摘術または部分切除)
- 外部放射線療法
- 甲状腺ホルモン補充療法
- 放射性ヨウ素療法
- 必要に応じた化学療法
留意点
甲状腺全摘術を行った場合、生涯にわたって甲状腺ホルモン剤の服用が必要となります。
