甲状腺の数値(TSH・T3・T4)を正しく理解する方法

甲状腺とは

甲状腺は首の前面、皮膚と筋肉のすぐ下に位置し、蝶のような形をした左右2葉の小さな腺です。代謝の調節や体内のさまざまな細胞へホルモンを分泌する重要な役割を担っています。医師が甲状腺の異常を疑う場合、血液検査でTSH(甲状腺刺激ホルモン)とT3・T4(甲状腺ホルモン)を測定します。

甲状腺の数値の見方

  1. 1. 正常値を把握する

    TSHの基準値は 0.4〜4.0 mIU/L が一般的です。この範囲内であれば、甲状腺機能に問題はないと判断されます。甲状腺疾患の治療中の場合は、0.5〜3.0 mIU/L が目安とされています(例:The New York Times Health)。

  2. 2. 高TSHと正常・低T3・T4の組み合わせ

    TSHが高く、T3・T4が正常または低い場合は「甲状腺機能低下症(低下甲状腺)」が疑われます。甲状腺が十分なホルモンを作れないため、代謝が低下し、倦怠感、体重増加、乾燥肌、かすれ声、うつ状態などの症状が現れます。

  3. 3. 低TSHと正常・高T3・T4の組み合わせ

    TSHが低く、T3・T4が正常または高い場合は「甲状腺機能亢進症(過活動甲状腺)」と考えられます。ホルモンが過剰に分泌されるため代謝が亢進し、心拍数増加、暑さに対する耐性低下、イライラ、神経過敏、多汗、食欲増加でも体重が減少することがあります。女性の場合は月経不順が見られることもあります。

まとめ

TSH、T3、T4 の数値とその組み合わせを正しく理解すれば、甲状腺の状態を把握しやすくなります。異常が疑われる場合は、必ず医師と相談し、適切な診断と治療を受けましょう。

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