甲状腺がんの代替治療法
甲状腺がんの標準治療は、がんの進行度に応じて化学療法、放射線療法、甲状腺の外科的切除が組み合わされます。これらは多くの患者で効果があるものの、副作用が強く出ることもあります。副作用を懸念する方のために、代替的な治療法も検討されています。
CAM(補完代替医療)とは
CAMは「Complementary and Alternative Medicine」の略で、国立がん研究所によれば、放射線、化学療法、手術といった標準治療以外のがん治療全般を指します。医師と代替治療について相談するときに頻繁に出てくる用語です。代替療法(Alternative)は標準治療の代わりに使用し、補完療法(Complementary)は標準治療と併用して使用します。
統合療法(Integrated Therapy)
統合療法はCAMと標準治療を組み合わせたアプローチです。がんそのものだけでなく、患者全体—身体的、精神的、社会的側面—を包括的にケアします。たとえば、甲状腺がん治療中の精神的健康にも配慮したサポートが行われます。
CAAT(制御アミノ酸療法)
CAATは「Controlled Amino Acid Therapy」の略で、A.P. John Institute for Cancer Researchが提唱する食事療法です。特定のアミノ酸を制限し、がん細胞の増殖を抑えることを目的とします。甲状腺がん専用のアミノ酸サプリメントと併用し、化学療法などの標準治療と組み合わせて使用されます。化学療法中は医師の指示に従い、食事制限をさらに厳しくすることがあります。
その他の自然療法
ヨガ、鍼灸、瞑想、カイロプラクティック、ハーブ薬などが甲状腺がんの治療に役立つ可能性があります。国立がん研究所は、漢方、太極拳、レイキ、リフレクソロジー、セラピューティックタッチなども代替治療として認めています。
注意点
甲状腺がんは放置すると他の臓器へ転移する可能性がある重大な疾患です。代替療法は副作用の軽減に有効な場合がありますが、標準的な治療を完全に置き換えることはリスクが高いです。また、自然由来だからといって安全とは限りません。必ず主治医と相談した上で治療を開始してください。
