高TSH値は何を意味するのか?
TSH検査とは
TSH(甲状腺刺激ホルモン)は下垂体から分泌され、甲状腺を刺激してT3・T4を産生させます。血液中のTSH濃度は、簡単な血液検査で測定でき、採血後1〜2日で結果が得られます。
正常範囲
TSHの正常範囲は、甲状腺治療の有無で異なります。米国国立衛生研究所(NIH)によると、治療を受けていない人の正常範囲は0.4〜4.0 mIU/L、治療中の人は0.5〜3.0 mIU/Lとされています。
TSHが高い場合
TSH値が正常範囲を超えると、医師は甲状腺機能低下症(甲状腺ホルモン不足)と診断することが多いです。原因は、甲状腺の炎症・感染、甲状腺や下垂体の損傷、腫瘍などがあります。
甲状腺機能低下症の主な症状
症状は個人差がありますが、代表的なものは以下です。
- 疲労感やだるさ
- 気分の変動・うつ状態
- 寒さに対する耐性低下
- 肌が乾燥し、蒼白になる
- 筋肉痛や関節痛
治療法
多くの場合、合成甲状腺ホルモン(レボチロキシン)を経口投与し、TSH値を正常化します。下垂体に腫瘍がある場合は、外科手術で腫瘍除去が必要になることがあります。
