塩酸タムスロシン(フロマックス)の効果と副作用

前立腺肥大(良性前立腺過形成、BPH)に悩む男性は、尿意を感じても尿が出にくく、頻繁にトイレへ駆け込む生活を強いられます。フロマックスとして知られる塩酸タムスロシンは、α遮断薬として前立腺と膀胱の平滑筋を弛緩させ、尿道への圧迫を軽減し、排尿をスムーズにします。

尿流の改善

前立腺は膀胱の底部に位置し、精液の一部を分泌するくるみ大の腺です。加齢とともに徐々に肥大し、70代・80代の男性の約90%が何らかの排尿障害を経験します。肥大した前立腺が尿道を圧迫すると、尿流が弱くなったり、途中で止まったりします。タムスロシンは前立腺と膀胱の筋肉を緩め、尿道への圧力を減らすことで、尿の勢いを取り戻します。

頻尿・切迫感の軽減

前立腺が尿道を塞ぐと、膀胱は完全に排空できず、昼夜を問わずトイレに行く回数が増えます。タムスロシンが尿道の圧迫を和らげることで、膀胱がより多くの尿を排出でき、頻繁な尿意や切迫感が抑えられます。

排尿時の用力(力む)減少

尿が出にくいときに自然と力むことがありますが、長期間の用力は痔やヘルニアのリスクを高めます。タムスロシンは尿道の閉塞を緩和し、排尿時の用力を必要としなくします。

副作用の可能性

タムスロシンは効果的ですが、副作用も報告されています。主なものは睡眠障害、倦怠感、背部痛、下痢、鼻や喉の違和感、視覚障害、射精障害などです。稀に、性的刺激とは無関係に数時間続く陰茎勃起(陰茎血栓症)や、発疹、かゆみ、腫れなどのアレルギー反応が起こることがあります。これらの症状が現れた場合は速やかに医師の診察を受けてください。

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