膀胱摘出後にビタミンCが必要な理由

膀胱摘出手術とは

膀胱摘出(システクトミー)は、膀胱がんの治療で行われる大手術です。筋層に浸潤した膀胱がんの場合、カナダ医学会誌が標準治療として全摘出または部分摘出を推奨しています。手術中に膀胱が除去されると、腎臓から膀胱へつながる尿管は腸の切除部分に接続され、皮膚表面に尿ストーマが作られます。ストーマ用バッグで尿を収集し、定期的に交換します。

ビタミンCの利点

MedicineNetによれば、ビタミンCは「最も安全で効果的な栄養素」の一つとされています。がん、脳卒中、眼疾患の予防や、皮膚の健康、免疫機能の向上に寄与すると考えられています。

手術後のビタミンCの役割

バスティア自然健康センターは、ビタミンCが血管の健康維持に不可欠であると指摘しています。ビタミンCが不足すると、手術後の出血が増える恐れがあります。また、創傷治癒、麻酔薬の代謝、感染防止のためにビタミンCの需要が高まります。

ビタミンCと尿路感染症(UTI)

ビタミンCは尿を酸性にし、特定の細菌の増殖を抑制します。ストーマがあると尿路感染症のリスクが高まるため、ビタミンCの摂取が重要です。臨床看護師のステファニー・デイは、クランベリージュース(ビタミンCが豊富)を多く飲むこと、そして尿を十分に酸性化するために比較的高用量のビタミンCサプリを併用することを推奨しています。ただし、高用量ビタミンCは他の薬剤と相互作用する可能性があるため、必ず医師と相談してください。

症例紹介

2006年にカナダ医学会誌に掲載された査読付き論文では、末期がん患者に対し高用量静脈内ビタミンC療法を行ったケースが報告されています。筋層浸潤膀胱がんで手術を受けた患者は化学療法や放射線療法を拒否し、静脈内ビタミンC治療を選択。9年後もがんの再発兆候がなく、良好な健康状態が維持されていました。論文はビタミンCががんを「治す」とは主張せず、抗腫瘍効果の可能性を示唆していますが、対象はわずか3例です。安全性と有効性を確認するため、さらなる臨床研究が必要と結論付けられました。

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