尿路感染症(UTI)が再発する主な原因とは
尿路感染症(UTI)は、皮膚や腸内に常在する細菌が尿路へ侵入して起こる炎症です。適切な治療を受けても何度も感染を繰り返す場合、再発の原因が関与しています。以下に、再発しやすい主な要因を分かりやすくまとめました。
カテーテル使用
カテーテルは、尿道を通して膀胱に挿入する細いチューブで、排尿が困難な患者やベッド上の患者に使用されます。カテーテルが尿道を外部に開くことで、細菌が容易に侵入し、再発性のUTIリスクが高まります。
性行為
特に女性は、膣内に存在する細菌が性行為中に尿道へ移動しやすく、再発の原因となります。男性同士の肛門性交でも、腸内細菌がペニスを介して尿道に入り、感染を引き起こすことがあります。
不十分な衛生管理
女性の場合、排便後に前から後ろへ拭かないと肛門付近の細菌が尿道に移ります。包皮がある男性は、包皮下の清潔を保たないと細菌が蓄積しやすく、また、入浴や下着の交換が不十分だと再発リスクが上がります。
免疫機能の低下
HIV感染や全身性エリテマトーデス(SLE)などで免疫力が低下すると、体内に侵入した細菌を排除しきれず、UTIが頻繁に起こります。再発が続く場合は、免疫状態の検査が推奨されます。
尿路系そのものの問題
先天的な尿路の形態異常や腎臓・膀胱の疾患は、細菌が繁殖しやすい環境を作ります。特に乳幼児や小児での慢性UTIは、こうした構造的問題が関与していることが多いです。
再発を防ぐためには、上記のリスク要因を把握し、適切な対策(カテーテルの管理、性行為後の排尿、正しい拭き方、定期的な医療チェック)を取ることが重要です。
