看護診断:外科的回復遅延
外科手術後の回復が予想より長くかかる状態を「外科的回復遅延」と定義します。患者が自立して日常生活を送るまでに必要な時間が延長することが特徴です。
特徴
- 仕事や家庭内の通常活動への復帰が遅れる、または延期せざるを得ない。
- 自分自身で回復できるまでに、通常より長い時間が必要だと患者が感じている。
- 自己管理(入浴・食事・服薬など)の実施に支援が必要になる。
影響因子
- 手術部位の創傷治癒不全や感染。
- 疼痛や可動域制限による活動困難。
- 食欲不振や悪心・嘔吐などの消化器症状。
代替定義
- 『Nursing Diagnosis: Application to Clinical Practice』の著者は、外科的回復遅延の診断は臨床での使用が十分に確立されていないと指摘し、代わりに「自己管理欠如(Self‑Care Deficit)」「急性疼痛(Acute Pain)」などの診断を用いることを推奨しています。
