インセンティブスピロメーターの重要性と正しい使い方

手術後の深呼吸の必要性

手術後に深呼吸を行うことで肺が広がり、肺から分泌物や麻酔薬が除去されます。患者が意識的に深呼吸や咳を行うことで、呼吸器合併症のリスクを低減できます。

インセンティブスピロメーターの役割

医療従事者は、手術後の患者にインセンティブスピロメーターを使用させ、深呼吸を促します。深い吸気は肺胞を開き、分泌物の蓄積や肺炎の予防につながります。

インセンティブスピロメーターの使用方法

スピロメーターは吸気の深さを視覚的に示す装置です。口元にマウスピースを当て、ゆっくり深く吸い込み、3〜5秒間息を止め、ゆっくり吐き出します。吸うたびにマーカーが上下し、呼吸の強さが分かります。

使用頻度

最低でも2時間に1回は使用し、1回につき10回の深呼吸を行います。その間に通常の呼吸を繰り返し、必要に応じて休憩を取ります。退院後も継続して使用し、回復をサポートしましょう。

スプリンティングと痛み管理

深呼吸中に咳が出て分泌物が排出されますが、胸部や腹部の手術後は痛みが伴うことがあります。吸気時は枕や折りたたんだ毛布で切開部を支え、腕で抱えるように固定します(スプリンティング)。また、使用前に医師の指示通り鎮痛薬を服用し、痛みを抑えて深く吸えるようにしましょう。

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