車椅子利用者のためのエクササイズガイド

車椅子に座ったままでできるエクササイズは多数あります。これらは体力向上や精神的刺激だけでなく、首・肩・背中の痛み緩和にも役立ちます。

筋力トレーニング

フリーウェイトやトレーニングマシンを使って筋肉のトーンと心肺持久力を高めましょう。重いウェイトで少ない回数(7〜10回)を行うと筋力が、軽いウェイトで多い回数(10〜25回)を行うと持久力が鍛えられます。

心肺持久力を高めたい場合は、10〜25回楽に持ち上げられる重量を選び、持ち上げる時に吸い、下ろす時に吐きます。

筋力向上を目指す場合は、7〜10回が限界になる重量を選び、コントロールしながら持ち上げます。

三頭筋と僧帽筋を鍛える例

1. 両腕を横に伸ばし、地面と平行になるようにします(飛行機の翼のように)。
2. ウェイトを手に持ちます。
3. 肘を曲げ、手を頭の少し上に持ってきます。
4. ウェイトを頭上まで押し上げ、両手が合うまで持ち上げます。

ストレッチ

体幹・腕・首のストレッチは柔軟性と可動域を広げ、日常生活の動作を楽にします。ヨガ動画を参考にするのも効果的ですが、車椅子に座ったままでできる簡単なストレッチをいくつか紹介します。

胸と肩甲骨の開放

1. 手をできるだけ後方に伸ばす。
2. 手を背中で組む(組めない場合はロープやタオルで手を引き寄せる)。

肩甲骨の回旋ストレッチ

1. 肘を曲げた状態で両腕を前に出し、手は顔の前に置く。
2. 左腕を右腕の下に回す。
3. 左肘の内側を右肘の下に通す。
4. 左腕で右腕を巻き、左手で右手のひらをつかむ。
この動きは難易度が高く、慣れるまで数回練習が必要です。

レジスタンストレーニング

抵抗バンドを使うと、筋力と柔軟性を同時に向上させられます。バンドは安定した固定物に巻き付け、引っ張る方向に力を加えることで筋肉を刺激します。主に腕と肩の強化に適しています。

腕の筋力アップ

1. バンドを動かない固定物にしっかりと結びつける。
2. バンドを自分の方へ引き、できるだけ多く繰り返す。呼吸はリズムよく行う。

これらのエクササイズは、車椅子利用者が自宅で安全に実施できるように設計されています。無理のない範囲で継続し、体調の変化や痛みが出た場合は専門家に相談しましょう。

創傷・けが - 関連記事