失血量の見積もり方法
緊急時に失血量を素早く見積もることは、命を救う重要なスキルです。人間の体は数パイントの血液が必要ですが、一定量まで失っても致命的ではありません。どれだけ血液が失われたかを迅速に判断できれば、適切な対処が可能になります。
手順
- 血液の集まりを確認する。 ベッドパンや類似の容器に血液がたまっているかチェックし、すぐに観察します。容器がない場合は、衣服の濡れ具合や血液が広がっている範囲を確認します。
- 容器内の血液量を推測する。 集まった血液がどの程度の高さまで達しているかを見て、必要な血液量を概算します。
- 目測で見積もる。 血液の集まりがないときは、衣服やマットレスの濡れ具合から、血液がどれだけ失われたかを想像します。例えば、1パイント(約470ml)のミルクパックに入るかどうかで判断すると分かりやすいです。
- 患者の症状を観察する。 大量失血が疑われる場合、皮膚の色が蒼白になる、冷たく湿った感触(冷汗)になる、脈拍が速くなる、または血圧低下などの身体的変化が見られます。
- 練習する。 人形に模造血液を流し、1単位、2単位、3単位と増やしてみて、見た目を体感します。実際に現場で見積もる際の感覚を養うことができます。
