歯の抜歯に伴うリスクは何ですか?

歯の抜歯は避けられないケースがありますが、手術に伴うリスクを事前に理解し、適切に対策を取ることが重要です。

大量出血

NYU大学歯科大学院のマイケル・フローマン歯科医師によると、頭頸部には多数の血管が走っており、抜歯時に大量出血が起こりやすいです。圧迫止血が難しいうえ、唾液中の酵素が血液凝固を妨げます。そのため、歯科医は高血圧や肝炎など、出血を悪化させる可能性のある既往歴を事前に確認します。

乾燥槽(ドライソケット)

抜歯後に形成された血餅が外れたり溶けたりすると、骨が露出した状態(乾燥槽)になります。感染や炎症を起こし、強い痛みを伴います。発生率は約3%で、単一歯の抜歯で多く見られます。鎮痛剤や局所麻酔薬で痛みを緩和し、自然治癒を待ちます。

感染症

口腔内は多数の細菌が常在し、特に口腔衛生が不十分な場合、抜歯後に感染しやすくなります。症状としては歯肉や舌、顔の腫れ、圧痛、出血、膿などがあります。完全な無菌状態は不可能なため、歯科医は予防的に抗生物質を処方することがあります。

顎骨骨折

抜歯時に過度の力を加えることは稀ですが、顎骨が脆弱な場合は骨折のリスクがあります。歯科医は事前にその可能性を説明し、必要に応じて対策を講じます。骨折の確率は患者個人の骨の状態に左右され、施術者によって変わりません。

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