歯科矯正用接着剤の合併症と対策

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毒性

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ポリグリップやフィクソデントなど一部の入れ歯用接着剤には亜鉛が含まれています。亜鉛を過剰に摂取すると手足のしびれや筋力低下、バランス障害といった神経症状を引き起こす可能性があります。メリーランド大学歯学部のナシル・バシレラヒ教授は、亜鉛ベースの接着剤は使用しないよう勧めています。そのため、グラクソ・スミスクラインが製造するポリグリップは、カルシウム・ナトリウム・セルロースガムをベースにした代替製品を提供しています。

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接着力の問題

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接着剤が十分に粘着しないケースもあります。特に下顎の歯は食べ物や飲み物が多く付着しやすく、粘着力が低下しやすいです。粉末タイプよりもペーストタイプの接着剤を使用すると、下顎での粘着が向上します。イサドア・ローゼンフェルド氏は、接着剤は一定の効果はあるものの、入れ歯インプラントほどの安定性は期待できないと指摘しています。食事・会話・あくびの際に接着剤が問題になることがあります。

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生活習慣への影響

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矯正装置を装着している患者は、硬くて粘りのある高糖分の食品(例:キャラメル)を避ける必要があります。これらの食品は接着剤を緩め、装置の脱落リスクを高めます。ウィリアム・J・トレップ歯科医は、矯正装置の効果を保つために食生活の一時的な制限が不可欠だと述べています。

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除去時の注意点

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矯正装置を外す際、接着剤の除去に不注意だと歯歯のエナメル質を損傷する恐れがあります。適切な手順では、デボンディングバーや矯正用プライヤー、研磨ハンドピースを使用し、通常5分以内で安全に除去できます。感覚過敏のある患者は軽い不快感を感じることがありますが、強い痛みは通常ありません。

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