低繊維食(非繊維食)に関する情報
医療・栄養・減量の専門家は、食物繊維が消化管をスムーズにし、脂質や有害物質の排除を助けることから、食事における繊維の重要性を強調します。理論的には、繊維は心血管系、免疫系、肺、消化器系、感覚器官、脳など全身の機能を最適に保つとされています。しかし、非繊維食の有用性については医学界でも意見が分かれています。
非繊維食(低繊維食)とは
医師が処方する非繊維食は、できるだけ繊維を排除する食事法で、慢性憩室炎、クローン病、潰瘍性大腸炎などの結腸疾患の治療に用いられます。また、回腸瘻や結腸瘻の患者、食道や腸の狭窄がある患者にも指示されることがあります。腹部手術の前後に、一時的に非繊維食が推奨される医療機関もあります。
食品群の選び方
非繊維食でも、パン、牛乳、肉、野菜、果物といったバランスの取れた食事の基本は保ちますが、各食品群に制限があります。全粒穀物を含むパンやクラッカーは使用せず、シリアルは柔らかいものや高度に加工されたものに限定します。新鮮な果物や野菜、乾燥果実は原則として除外し、缶詰や加熱調理されたものは比較的許容されます。トウモロコシ、ナッツ、ガスを発生しやすい野菜などは一切食べさせません。
繊維を推奨する側
一方で、消化器系の専門医は、便秘や憩室炎、潰瘍性大腸炎などの消化器症状を抱える患者に対し、未精製の穀物、生野菜、生果実、乾燥果実の摂取を強く勧めています。これらの食材は腸内環境を整え、症状緩和に寄与すると考えられています。
繊維に反対する側
逆に、繊維の過剰摂取は必ずしも健康に良いとは限らないと主張する医師もいます。高繊維食の有益性を示す研究もあれば、効果を否定する研究も存在します。特に減量目的での繊維摂取については、摂取量と体重減少に明確な相関が認められないという報告があります。
