高用量摂取で神経障害を引き起こすビタミンはどれですか?

概要

ビタミンB6(ピリドキシン)を極めて高用量で摂取すると、感覚性神経障害(感覚ニューロパチー)を引き起こすことがあります。主な症状は腕や脚の痛み・しびれで、重症例では歩行困難が生じます。

摂取量の目安

  • リンウス・ポーリング研究所によると、感覚性神経障害は通常、1日あたり1,000 mgを超えるビタミンB6の摂取で発症します。ただし、数か月にわたり500 mg未満の用量でも神経障害が起こるケースが報告されています。

サプリメントのみが原因

  • 食品から摂取したビタミンB6では神経障害は報告されておらず、問題となるのはサプリメント由来の過剰摂取です。

推奨摂取量(RDA)

  • 米国国立衛生研究所(NIH)の食事補助サプリメント局によると、50歳までの成人のビタミンB6の推奨量は1.3 mg/日です。50歳以上の男性は1.7 mg、女性は1.5 mgが目安とされています。

過剰摂取の予防

  • NIHは感覚性神経障害を防ぐため、米国医学研究所の食品・栄養委員会が設定したビタミンB6の上限摂取量を成人100 mg/日と定めています。

葉酸との関係

  • 米国保健福祉省は、葉酸を1日あたり1,000 µg以上摂取した場合、体内のビタミンB12が不足している人に神経障害を引き起こす可能性があると警告しています。

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