R-αリポ酸とαリポ酸の違いと特徴
α-リポ酸(チオクト酸)は、糖尿病性神経障害、肝障害、変性疾患、老化などの症状に対抗するために用いられる抗酸化剤です。脂溶性・水溶性の両方に溶け、脳を含む細胞膜を自由に通過できるR-αリポ酸は、合成形よりも効果が高いとされています。
種類
- R-リポ酸(RLA): 体内で自然に生成される形。
- S-リポ酸(SLA): 化学合成の副産物。
- α-リポ酸: RとSが等量混合したラセミ体。サプリや研究で一般的に使用される合成形。
歴史
α-リポ酸は1930年代に発見され、当初はビタミンと考えられました。1988年の研究で、脂溶性・水溶性組織の両方で働く唯一の抗酸化剤であることが判明し、1990年代後半にサプリメントとして分類されました。
重要性
LE Magazineによると、α-リポ酸のうち生理活性を持つのはR-形のみで、少量でも抗酸化・神経保護効果が得られます。リンウス・ポーリング研究所の研究では、R-リポ酸はラセミ体やS-形よりも白内障予防に有効でした。
機能
主な働きは強力な抗酸化作用です。体内のフリーラジカルを除去し、ビタミンCやEなど他の抗酸化剤を再活性化します。また、グルタチオン(GSH)の生成を促進し、白血球や肝臓の解毒機能を支援します。
供給源
サプリメントのほか、ブロッコリー、ほうれん草、トマト、エンドウ、芽キャベツ、米ぬか、卵黄、牛レバー・心臓・腎臓などの食品に含まれます。
用量
大量摂取は医師の指導のもとで行うべきです。市販は合成形(ラセミ体)またはR-形があります。健康な成人では、リンウス・ポーリング研究所は1日200〜400 mgのラセミ体を推奨しています。R-形の場合は半量で効果が期待できます。
